WordPressの仕組みについて

職業訓練校

レンタルサーバーとは?

受講日:2025年5月26日

  • サーバー=情報を保管・配信するコンピューター
  • サイトを作成するにはサーバーが必要となる。
  • Webサイトやメールなどをインターネット上で運用できる「場所」を借りるサービス
  • 専門知識がなくても手軽に始められるのが特徴。

レンタルサーバーを利用するメリット

  • サーバーは本来、自分で機器を購入し、設置・運用・メンテナンスする必要があるが、レンタルサーバーを使えば、これらの手間やコスト、専門知識が不要になる。
  • メールの送受信やデータの保存など、Webサイト以外の用途にも利用できる。

レンタルサーバーの種類

  • 共有サーバー:1台のサーバーを複数人で使う。コストが安く、初心者向け。
  • 専用サーバー:1台をまるごと1人で使う。高性能・高コスト。
  • VPS(仮想専用サーバー)、クラウドサーバーなど、用途や規模に応じた種類ある。

PHPとは?

  • PHP=Hypertext Preprocessorの略。(preprocess=過程)
  • Preprocessor=ある処理を行うプログラムに対して、前処理を行うプログラム
  • 主にWeb開発に使われるサーバーサイドのスクリプト言語。
  • Webサイトやアプリの「動的な部分を効率的に作るためのプログラミング言語

  • 世界中のWebサイトの約8割でPHPが利用されているというデータもある。
  • 文法がシンプルで習得しやすく、初心者からプロまで幅広く使われる。

PHPが得意な事・すごいところ

  • サーバー側で実行され、ユーザーのリクエストに応じてリアルタイムでページ内容を生成できる。
  • 利用例:ログインシステム、掲示板、ショッピングサイトなど、Webサービスの開発向き
  • HTMLに直接PHPコードを埋め込むことができWebページに動きを加えるのが得意。
  • MySQLなどのデータベースと簡単に連携できる。
データベースと連携?MySQLってなに??
  • MySQLの「SQL」は「データ操作言語
  • データベースサーバーの中に入っているデータを取り出したり、データを書き込んだり、と言った処理は、SQLによって制御されている。
  • WordPressのデータベースには、投稿に関するデータが入っている
    例)投稿日時、カテゴリ、記事タイトル、本文など
  • WordPressではデータベースに格納された情報を引き出し、表示させている。
  • データベースに使われているのがMySQLで、MySQLに格納されたデータを、PHPを使って引き出す
PHPとJavascriptの違いは何?
  • 違いは、役割コードが実行される場所
違いPHPJavaScript
実行される場所サーバーサイド
(Webサーバー)
クライアントサイド
(ブラウザ)
主な用途裏側(バックエンド)処理
ユーザーの目に見えない処理
データベースとの連携
フォームデータの処理
動的なWebページの生成
表側(フロントエンド)処理
ユーザーの目に見える処理
ボタンを押したときの動作
アニメーション
リアルタイムでの表示変更
コードの閲覧
(クライアントサイト上)
できないできる

WordPressのテンプレート

  • WordPressのテーマとは、Webサイト全体のテンプレートの事。
  • テーマは複数のファイルの集合体で、デザインなどの内容が一式セットになっている。
  • ファイルの種類には、PHP・CSS・GIF・PNG・JPGがある。
ファイル種別役割・特徴
PHPファイルウェブサイト全体の構造や機能
他ファイル(CSSや画像など)に機能面で指示を出し、動的なページ生成やデータ処理も行う。
CSSファイルサイトのデザインや見た目を制御
フォントサイズ、ボタンの位置、コラムのフォーマットなど表示方法を調整する。
GIF・PNG・JPGファイル画像ファイル
ウェブサイト内で使うためにフォルダに保存され、ページ内の画像表示に利用される。

WordPressをいつ仕事で利用する?

  1. 日々の運用更新(投稿ページ・固定ページの編集)
    これまで学んだ日々の投稿ページに記事やテキスト動画の挿入が出来るお仕事
  2. デザインの変更(HTML・CSS)の編集レベル
    PHPの編集は必要になるがHTML・CSSの編集が出来れば対応可能なレベルのお仕事
  3. オリジナルテーマ作成を含むシステム開発要素を含む制作
    PHPを利用して管理画面を含むシステム開発要素も含む箇所の編集が必要なお仕事

WordPressでPHPを活用する

  • WordPressでPHPを活用すると、標準機能では実現できない細かなカスタマイズや独自機能の追加、動的なWebサイト運営が可能になる。
  • HTMLに直接PHPコードを埋め込むことができので、これを利用する。

PHP HTML どこに書く?
HTML内に記述するには、PHPコードを記述する箇所を開始タグ:「<? php 」と終了タグ:「 ? >」で囲む。開始タグと終了タグで囲まれた中にPHPコードを記述するとサーバーがPHPコードとして実行する。「ここからここまでPHPで記述しますよ」という宣言。

活用シーン内容・具体例
テーマのカスタマイズサイトのデザインやレイアウト、動作を細かく調整したい時。
例:ヘッダーやフッターに独自要素を追加。
プラグインの開発・カスタマイズサイトに新しい機能や操作を追加したい時。
例:人気記事の自動表示、独自の予約システム追加。
的なページ生成記事投稿や更新時に自動でページを生成・表示したい時。
例:新規記事が自動的にトップに表示される。
データベースとの連携サイト内のデータを取得・表示・更新したい時。
例:記事一覧や関連記事の自動抽出。
独自関数やフックの利用より高度なカスタマイズや機能追加をしたい時。
例:functions.phpの編集で独自処理を追加。

サーバー選びは最初に行う!

  • お仕事で1番最初に確認する事は、「どのサーバーを利用しているか?」「どのサーバーを利用するか?
  • 後から、出来る出来ない問題が発生してしまうので、必ず企画初期に確認する。

FTPソフトの使い方

受講日:2025年5月27日

  • やった事 :FFFTPを使って、ポートフォリオサイトのサーバーにFTP接続する。
  • 使用ソフト:FFFTP
  • LPサイトをアップする時は、「lp」ファイルを新規作成する。

FTPサーバーの取り扱いのポイント

  • FTPサーバーとは:ローカルとサーバーの中継地点
  • フォルダ名は基本的に小文字で作成する。
  • 接続したままにしておくと、PC動作が重くなりやすいので、こまめに接続解除するとよい。
  • できる事:ローカルとサーバー間のデータの出し入れや、コピーができる。
  • 重いデータを転送できるので、印刷所でデータをやり取りするのにも使われる。

サーバーの中の情報を直接触っているので、取り扱う際は、
自分がサイト上の「どの階層」の「どのデータ」を選択しているのか把握しながら操作する。

フォルダ・ファイル名役割
portfolioフォルダフォルダの中に、画像やテキストデータ等が格納されている。
user.ini.htaccessWordPressを動かしているPHPプログラムの設定ファイル。削除厳禁!!
default_page.pngファイルアップロード前に表示されるページの背景。
index.htmlファイルアップロード前に表示されるページ。

キャッシュクリアのリロード

  • キャッシュ=直近アクセスしたサイトの、一時的に保存された履歴データ。
  • スーパーリロード(強制リフレッシュ)=ctrl+shift+R
    ブラウザのキャッシュを使わずに、webサーバーからファイルをダウンロードしながら、再読み込む。(=キャッシュをクリアせずに、ページの情報を最新の状態に保つ)
  • ブラウザのキャッシュをクリアしても、データが更新されない時は、サーバー側にキャッシュが残っている可能性があるので、そういう時はエンジニアに確認する。

FTPサーバー WordPressデータの見方

受講日:2025年6月28日

  • wp-admin :管理画面の機能が入っている。
  • wp-content :プラグインやテーマのデータが入っている。
    • themes・plugins:怪しいテーマやプラグインを入れてログイン出来なくなった時
      →FFFTPサーバーから、wp-contentの中の該当テーマのフォルダ名を無効にすると、
      テーマ設定が解除されてログインできるようになる。(プラグインも同様)
    • uploads:メディアライブラリの画像・動画データが格納されている。

ポートフォリオのバックアップ

  • All-in-One WP Migration:バックアップ用のプラグイン。

このプラグインの特長:WordPressの管理画面上で操作を完結できる。

バックアップデータの取り扱い:エクスポートしたzipファイルは、
解凍すると他のサーバーにアップしてもインストールができないので、開かないようにする。